ライブコミュニケーションアプリ Pococha は、今年1月にサービス開始から6周年を迎えました。
サービスの成長に伴い、データベースの規模も昔とは比較にならないくらい大きくなり、今回マイグレーションを行った Pococha 最大のテーブルは100億レコード以上の規模となっていました。
パフォーマンス観点での課題が顕在化し、データベースの再設計が必要な局面を迎えています。
特に課題のひとつに、テーブルが大規模になるにつれて、インデックス設計やパーティション化が適切に行えていないと、テーブルに対する検索速度が大幅に劣化することがあります。
また、テーブルをマイグレーションするにあたって、ユーザー体験を損なうことがないよう可能な限りダウンタイムを発生させずに行うことが理想的です。
そこで、本セッションでは Pococha 最大規模の100億レコード超テーブルのマイグレーションプロジェクトに手を挙げた私が「なぜマイグレーションしたのか」「ダウンタイムなしでマイグレーションした方法」「障害を起こさないための工夫」について体験から得た学びをお伝えします。