近年のソフトウェア開発ではCI/CDサービスを活用することでビルドやテストを自動化して効率的に開発を行うことが一般的となっています。これはゲーム開発でも同様であり、このようなCI/CDを実現するために様々なツールを動かす基盤は重要な役割を担っています。
DeNAのゲーム開発では以前からJenkinsを利用しており、大規模なデータを扱い大人数が関わるゲーム開発現場に耐えうるJenkinsの運用を年々アップデートしてきました。
また、開発を効率化するための様々なタスクの自動化や基盤整備のニーズが年々高まり、個々の開発プロジェクト内だけでは人手が不足しがちなことが課題となりつつありました。
この問題を解決するためにプロジェクト横断したSREチームを立ち上げました。自動化などを主軸に、ゲーム開発におけるCI/CD運用や開発効率化を行っています。
今回はチームの最新ノウハウや、今後の展望をご紹介します。
・JenkinsビルドマシンとしてMacStadiumの利用
・BigQueryによるビルド情報の分析基盤の構築
・Jenkinsの代わりにGitHub Actionsを活用する取り組み
2017年DeNA中途入社。ゲームプログラマ、ツール開発エンジニア、CI/CD エンジニアなどを経て近年は「ゲーム開発者のための SRE」としてゲーム開発に従事。